住宅の耐震について

投稿日:2018年02月19日

自宅の耐震性が気になっているという方も多いはずです。今回は耐震性についての話題です。

住宅の耐震性に関わる重要な部分には以下の項目があります。これから家を建てたいという方にはぜひチェックしていただきたいですね。

 

基礎

建物を支える重要な構造体です。この部分は鉄筋コンクリート造で作られるため、配筋の量・間隔・コンクリートの強度が計算通りに施工されていることが大切です。

 

建物の重量

計算上は建物自体の重量が軽い方が地震の被害が少なくなります。木造住宅の場合、建物の重量を大きく左右するのは外壁と屋根です。外壁には軽量のサイディング、屋根には日本瓦よりも軽量瓦やスレートを採用すると良いでしょう。

 

壁は重要な構造体のひとつです。最近の木造住宅では、耐震壁と呼ばれる地震エネルギーに対して有効に働く壁を採用することがあります。耐震壁をバランス良く配置することによって地震に強い家にすることができます。

 

直下率

直下率とは、2階の壁の真下に1階の壁がある割合のことをいいます。2016年4月に発生した熊本地震後に初めてその言葉を聞いた方も多いと思います。熊本地震では比較的新しいお家が倒壊し、その原因が直下率の低さであったとして指摘されました。1階に壁のない広いリビングがあった場合、2階を支える部分が少なく、地震の水平力がうまく伝わらず倒壊につながったと考えられます。

金物

金物は木材同士をつなぐ部分などを補強するのに重要な役割を持っています。特に耐震壁が配置されている部分では、地震の際に大きな力がかかるため特に重要となります。

 

設計と施工管理

当然ですが、計算に基づく適切な設計と、設計通りに施工されることが大切です。木造住宅の場合、鉄骨造などに比べて施工する人や管理する会社によってバラツキが出てしまうこともあります。

地盤

建物は耐震基準をクリアしていても、地盤が弱いと倒壊してしまうこともあります。建てる前に調査や、必要ならば地盤の補強をする必要があります。

 

鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅に比べて重量の軽い木造住宅は他の構造体の建物に比べて揺れにくく、被害が少なく済むと言われます。

耐震のことや補強工事について気になる方は、一度専門家に調査や相談してみると良いかもしれませんね。

 

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2018年2月19日 投稿|     


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