お金のはなし

投稿日:2018年02月05日

家を建てるとなれば当然気になるのはお金のことですね。

最近のお家事情を調べてみると「自己資金ゼロでマイホーム」とか「家賃並みの支払いでマイホーム」などの言葉が溢れています。実際のところどうなのでしょうか。

 

一般的には、物件価格の30%の自己資金を現金で準備するという意見が多く見られます。自己資金30%の内訳は、だいたい頭金20%、諸費用10%が目安となります。頭金は最近では用意ができなくても借りられる金融機関があるようですが、借入額を少しでも減らし月々の返済額を楽にするためにはあったほうが良いですね。ローンの審査が通りやすくなるという点でも有利でしょう。

そして諸費用の10%は、土地の購入や住宅を建てるにあたって必要な税金や手数料となります。具体的には・印紙税・不動産取得税・融資手数料・抵当権設定のための司法書士報酬など、さらに保証料や地震保険や火災保険など、そして引越し費用や新しい家に入れる家具や家電などが必要です。

 

では、住宅ローンでいくら借りられるのか気になりますね。

実際に金融機関などの住宅ローンシミュレーションで計算される方は多いと思います。しかし、これは間違いではありませんが注意が必要です。住宅ローンで大切なのは、「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら返済できるか」です。生活スタイルや家族構成、収入源や資産状況は人によって違います。シミュレーションはあくまでも目安であることを忘れてはいけません。

 

「いくらなら返済できるか」が重要とお伝えしましたが、現在賃貸で家賃を払っている方は「今の家賃の金額なら返済できる」と思ったかもしれません。しかしそれは間違いです。家は建てた後にも様々な費用が発生します。毎年の固定資産税に設備が壊れたらその都度修繕費、数年おきに発生するリフォーム費用などがあります。ローンの返済をしながらこれらの費用を捻出できなければ家を持ち続けることはできないのです。

 

しかし、手持ちの貯金をすべて自己資金に入れてしまうのはおすすめできません。できれば病気や怪我などで急にお金が必要になったり収入が減ってしまったりしたときの為に一定のお金を準備しておいて欲しいと思います。

 

せっかく建てた夢のマイホームをローン破綻で手放さなければならないということにならない為にも、しっかりと計画を立てて、無理のないプランを組むことが大切です。

気になる方はプロに相談してみると良いかもしれませんよ。

 

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2018年2月5日 投稿|     


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