「坪単価」に惑わされないで

投稿日:2018年01月22日

家を建てるときに「坪単価」を目安にする方もいらっしゃるかもしれません。

実際、住宅展示場や実例見学会などでは「この家は坪いくら」なんて会話も耳にすることもあるでしょう。

坪単価というのは、簡単に言うと1坪あたりの建築費のことです。つまり、坪単価を知ることで各社の建築費を比べたり、建てたいお家のおおよその建築費を把握できるというわけです。

しかし、この「坪単価」というのは非常に曖昧な表現です。インターネットで検索すると、坪単価20万円台からの家などといいう驚きの数字が!この数字に惑わされてはいけません。坪単価とは何かをしっかりと確認しておきましょう。

そもそも坪単価に含まれる建築費の範囲には明確な決まりはありません。一般的には建物そのものを建築する費用のみで計算している場合が多いと思われます。なぜなら、その方が価格の安さを強調できるからです。

しかし、実際には建物の建築費以外にもかかる費用がいろいろあります。

例えば、屋外給排水工事、外構工事、各種手続費用、消費税などがあり、これらはその土地の条件などによって異なり、その条件によってはかなりの金額になることもあるので注意が必要です。

 

坪単価は、建物の建築費用 ÷ 建物の面積 で計算されます。お家に必要な設備は家の広さに関係なく同じように必要ですので、設備の仕様が同じならば建物の面積が大きい方が単価は小さくなります。設備だけが400万円の場合、40坪のお家ならば単価は10万円、20坪のお家ならば単価は20万円と倍の差が出ます。

さきほど建物の面積と説明しましたが、この面積にも注意が必要です。面積には、延べ床面積と施工床面積とがあります。延べ床面積にはバルコニーやポーチ、ウッドデッキなどは含まれませんが施工床面積にはこれらが含まれます。つまり、延べ床面積で計算すれば面積が広くなるので坪単価は小さくなります。

坪単価を尋ねるときには、その金額に「何が含まれていて何が含まれていないのか」「計算根拠は何か」というところを確認しなければ各社で比較することはできませんし、建築費の目安にもなりませんので注意が必要です。

 

ワタルハウスでの表示価格は本体工事、設備工事、外構工事、屋外給排水工事から全室照明、さらには消費税までをすべて含んだコミコミ価格です。表示価格以上に費用が膨れ上がるということがありませんので安心です。新築を検討中の方はぜひ一度ご相談ください。

 

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2018年1月22日 投稿|     


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