動線を考えた間取りとは

投稿日:2017年11月27日

家を建てる時に悩むことの一つ、動線について考えてみましょう。

 

家事動線という言葉は良く聞きますね。

家事(特に洗濯と料理)をする人が効率良く動くことができるようにするためにしっかりと考えたいポイントです。

洗濯は、脱衣所の洗濯物を洗濯機に入れる、洗ったものを干す、取り込んだ洗濯物を畳んでしまう、という動作を最小限の移動で済ませたいですね。

濡れた洗濯物は重く、毎日の作業で腰を痛める危険性もあります。脱衣所から洗濯スペース、勝手口からバルコニーへの動線は重要ですね。また、パジャマやタオルなどは脱衣所に収納できるようにすれば、取り込んだ後にしまう作業もスムーズですし、それを使う家族もそこから出して使えるので便利です。

料理は、冷蔵庫、シンク、コンロの位置関係や、食器棚の置き場所くらいと思われがちですが、意外と食材の置き場所にも気を使いたいものです。

買ってきた食材を冷蔵庫や棚にしまう作業も一箇所で済ませたいですよね。パントリーをキッチン横に設けるのは良い案だと思います。キッチンで出たゴミを外に出すならば、勝手口も近くにあると便利です。洗濯の動線と併せて良い位置に設置したいですね。

 

家事動線だけでなく、考えたいのは水回りの動線です。

脱衣所の中にトイレを設置してしまうと、脱衣所の使用中はトイレに行けなくなってしまいます。また、リビングを通らないとトイレに行けない動線にしてしまうと、来客の際には少し気を使いますね。

洗面所にもポイントがあります。家族の通勤や通学時間が重なると、洗面所では大渋滞が起こります。洗面所は広くとりたいですし、洗面台が横に広いと同時に使えて便利です。そして、ドライヤーやひげ剃りなどを同時に使えるように洗面台の脇にはコンセントを忘れず設置しましょう。

水回りの失敗経験の中には、お子様が泥だらけで帰ってきたときに、ドロドロのままリビングを通過して部屋を汚してしまうというものがありました。勝手口からの動線があれば解決ですね。

 

来客があるご家庭ならば、来客があったときのことも考える必要があります。例えば、玄関に大収納があるとお客様が来たときに家族のものをサッと隠すことができます。キッチンはいつもスッキリと片付けられるようにパントリーを配置したり、リビングからプライベートなものが見えないように収納をうまくとったり水回りを配置をしたりしましょう。

 

家事動線はよく考えたのに、他の動線で失敗したということにならないためには、今の生活で家族それぞれがどのような動きをしているかを把握しておきましょう。そのうえで間取りの相談をすると、良いアイデアを提案されることと思います。

 

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2017年11月27日 投稿|     


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